季節はいつの間にか梅雨入りを迎えているようです。植物が元気になり、雑草も勢いよくその存在を主張しているようです。この中で2025年度も第一四半期の最終月になりましたが、内部監査人の皆さんの監査業務も本格化していることと思います。
さて、先週ロサンゼルスで行われた関与先のグローバルカンファレンスに参加した折りに、かねてから行ってみたかったペルーのマチュピチュに行ってきました。ロスから11時間でクスコに到着、高山病対策で2日滞在した後、近くの駅から展望列車でマチュピチュに向かい、途中下車してインカ道をマチュピチュ目指して半日ほど、ようやくマチュピチュ遺跡に到着しました。運よく天候に恵まれて素晴らしい展望を独り占めすることができました。もちろん世界からの観光客で満員でしたが、スマホの写真には一人大喜びの私の姿がはっきりと映っています。
インカ帝国はスペインによって16世紀に滅ぼされたようですが、それは彼らが鉄砲などの武器を持たなかったためだと言われています。丁度同じ時期に日本にもポルトガル人が来航し鉄砲をもたらしましたが、そのわずか2年後には鉄砲が広く製造され、織田信長はそれまでの戦いを一変させるほどの戦力として鉄砲を用いていたようです。日本に来たポルトガルの宣教師たちもこの現実を目の当たりにして、日本を武力で征服することのできないことを本国にも伝えています。この違いがインカと日本の同時期に現実化したことをペルーの地で改めて認識させられました。日本人がこのように知識を具体的に製造につなげていく力、組織力の逞しさを感じないわけにはいきませんでした。
マチュピチュ遺跡には世界から観光客が訪れ、ふもとのマチュピチュ村は日本の温泉地のようなたたずまいで観光客があふれていましたが、スペイン人たちは自分たちの祖先が行った蛮行をどのように感じているのか、興味のあるところです。16世紀からの帝国主義の後遺症とも言うべき移民問題に欧州は苦悩しているようですが、むべなるかな、とも思わないわけにはいきません。
一つの帝国が滅びる要因は様々かと思いますが、私たちの関わっている組織体の存続に当てはめれば、様々な外部要因から自身を守るための組織体制、ツール面双方の自律的な備えの必要性を強く感じた旅でした。(文責 代表 渡邊 2025年6月3日)
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